Gray's Diary in Munich

趣味のパン屋、カフェ巡り、子供の教育関係などドイツでの日々について

ミュンヘンで夜遊び 帰り道どうする?

コンサートや舞台、クラブにレストランとナイトライフも充実したミュンヘン。

ミュンヘンはドイツの中では治安の良い街ではありますが、それでも夜遅い時間の女性の一人歩きは避けるに限ります。では、帰りが遅くなったときはどうすればいいの?

今回はそんな時のための女性限定とっておき情報をシェアします。

 

 

 

 

 

女性限定無料タクシーチケットを使おう

ミュンヘン市が提供するタクシーチケットにFrauen-Nacht-Taxi というものがあります。

これは、16歳以上の女性が夜の22時から翌日6時までの間に使える10ユーロのタクシーチケットで、単身の女性、女性のみのグループ、もしくは女性と18歳以下の子供限定で使えます。

一度の乗車で使えるチケットは1枚のみ。10ユーロを超えた分は自身で清算し、10ユーロを下回ったとしてもおつりなどは出ません。

 

使えるのは誰?市内在住者のみ?

このチケットを使えるのは、16歳以上の女性のみ。

女性であれば市内在住者、非在住者問いません。旅行者でもOKです。

残念ながら男性はタクシーに同乗できません。

 

使うときの条件は?

先に書いたことと重複しますが、時間は22時から翌6時まで、一度の乗車に1チケットまでです。

タクシーの出発地点はミュンヘン市内からに限ります。行く先はミュンヘン市内市外問いませんが、自宅や宿泊予定先のみです。次のレストランやバーへの移動などには使えません。

 

どこで貰えるの?

お住いの地域のBuergerBuero、もしくはマリエン広場のインフォメーションで一度に一人3枚まで貰えます。旅行者の方はこちらのインフォメーションで尋ねられるのが良いと思います。

 

帰り道の安全が確保できれば気になる催しにも行きやすくなりますよね。

楽しいミュンヘンライフを!

 

 

 

ドイツのラン活

日本は入学式のシーズンですね。

こちらドイツの入学式は8~9月頃です。

(休暇中の混雑を避けるため州によって夏休みの時期が意図的にずらされているので、入学式も早い所と遅い所で一か月ほど違います)

小学校入学に向けてのランドセル商戦は年明けから緩く始まり、4月頃に今年の新モデルが出揃います。人気モデルは売り切れることもあるので、お目当てのものがある人は早めに購入した方が良さそうです。今回はランドセル選びについてまとめてみました。

 

 

 

どこで買う?

この時期はデパートや少し大きめの文具店なんかにランドセルコーナーができます。

子供の体格にあったものを選ぶためにも、ランドセル選びに慣れた店員さんがいるお店で買うのがお勧めです。

ドイツのランドセル、とてもしっかりしているのは良いのですがいかんせんベルトやアジャスターの類が多くて慣れないうちは上手にフィットさせるのが難しいです。実際に子供に背負わせた上で店員さんに各種調節方法を教えてもらいながら、子供の体に合ったものを選んで貰うのが良いと思います。

 

ミュンヘン市内では、この辺りのお店が沢山ランドセルを扱っています。

<Galeria Kauhof Marienplatz>

Kaufingerstraße 1-5
80331 München

<Geh zum Weber / Helga Weber e.K.>

Theresienstr. 100 · 80333 München

<Hetzenecker> ※市内に幾つか支店があります

Karlsplatz 8

80335 München

 

どんなブランドがある?

定番ブランドと言えばこちら。

Ergobag, Step by Step, Scout, DerDieDas, McNeill, Herlitz und Co

 

同じブランドの似たデザインでも意外と重さや留め金のタイプが違ったりするので、実物をよく見て子供が使いやすいものを選ぶのがポイントです。

それぞれのブランドには、以下のような華奢な体格の子供向けのラインなんかもあります。小柄なお子さんの場合はそういったラインから探されるのもよいかと思います。

Ergo Cubo

Ergo Pack

Step by Step 2 in 1

 

選ぶ時のポイントは?

先にも書いた通り、まずは子供の体格にあったものが大切です。それ以外には、

・暗い所でも目立つ色もしくは反射板があるか

 (冬は日が昇らないうちに登校するのでこの機能がないと危ないです)

・体の成長に合わせて背中のパッドなどが調整できるか

・サイドに水筒を入れるポケットがついているか

・ランドセルとお揃いの体操服袋、筆箱、仕切りよいとスなどがついているか

 このセットがついているかいないかでもお値段が違いますが、これは好みなので

 お揃いに拘らなければ無視してOKです。

 個人的には必要なものは一度に全部揃った方が買い忘れもなく楽だとは思います。

・物が入っているとき、入っていないとき、どちらの場合でも自立するか

 テストの時など、机の上にランドセルを置いてカンニング防止の壁にすることが

 あります(笑)その時に倒れてしまうと困るので。

 

お気に入りのランドセルが見つかりますように。

マリエンプラッツを眺めながらカフェタイム

ミュンヘン観光で外せない場所と言えばマリエンプラッツ(マリエン広場)。

ガイドブックでもテレビでもミュンヘンと言えばまずここの景色が紹介されます。

今日はそのマリエンプラッツを眺めながらお茶できるカフェを幾つか紹介します。

実際に私の家族や友人が来てくれた時にも案内する所でミュンヘンらしさ満点!と喜ばれます。

 

 

 

 

1.Cafe Glockenspiel 

こちらのカフェはこの辺では一番高い場所にあり、名前の通り新市庁舎のGlockenspiel(仕掛け時計)がとてもよく見えます。広場に面していない席や中庭向きテラスなどもあるので、良い席をとりたい場合は午前中早めの時間に行くのがおすすめです。

入口がちょっと分かりにくいのですが、この写真右下の手前に細い通路があるのでそこを奥に進みエレベーターで上がった所にあります。

ちなみに仕掛け時計が動くのは毎日11時、12時です。

3月から10月までは17時にも動きます。

 

2.Rischart

1883年創業ミュンヘン発祥のパン、お菓子屋さんチェーン店のマリエン広場店。

朝食や軽食もあります。マリエン広場に面した大きな窓からの眺めは最高で、私も朝からこの辺りで用事があるときにはよく行きます。開店したての8時ごろなら窓側の席にも座れたりするので、ここで朝ごはんを食べてからミュンヘン観光に出発というのも良さそうです。暖かい時期にはマリエン広場にテラス席も出るのでそちらに座るのもいいですね。

Rischartは、オクトーバーフェストの会場にお菓子の家のようにかわいい独自のテントを出すことでも有名です。

 

3.MONACO CAFE

新市庁舎に向かって右手にある Ludwigbeckというデパートの4階にあるカフェ。

新市庁舎を横から眺める感じになります。少し高めのブランド品を扱うお店だからか、

そこまで混みあっていない印象ですが席数は少な目。クリスマスマルクトの時期の景色が特に良いです。

 

4.DINEA

こちらは新市庁舎に向かって左手、1のGloclenspielの向いにあるデパート最上階のセルフサービス型レストランです。窓からの景色は厳密にはマリエン広場ではなく、玉ねぎ頭の尖塔が特徴的なフラウエン教会ですが、1~3までと違ってブッフェ式のセルフサービス店で席数も多いので、ベビーカーや小さいお子さん連れの方には向いていると思います。ブッフェだと何かしら食べたいもの、食べられるものがあるので、我が家も子供が小さいころはよくお世話になりました。

 

ミュンヘン観光中のほっと一息にぜひお試しください。

 

 

 

 

進路決定の時期 ドイツの意外とシビアな進学事情

2024、2025年度に新5年生になる子供たちの進路決定の時期がやってきました。

小4の成績で将来の選択肢が大きく分かれてくるドイツ。

海外の学校生活というと、のびのびとした環境といったイメージをもたれがちですが、

実は意外とシビアなドイツの進学事情をお伝えします。

(※バイエルン州での体験を元に書いています。他州では事情が異なることもあります)

 

 

1.5年生からの進学先、どんな学校があるの?

日本の中高にあたる学校は、大きく分けて下の3つのタイプになります。

・ギムナジウム(大学進学を見据えた中高一貫の進学校)

・レアルシューレ(単科大学、専門学校への進学を見据えた学校)

・ミッテルシューレ(職業学校への進学を見据えた学校)

今回は、進学先として人気の高いギムナジウムに焦点を絞ってこの後の記事を書いていきます。

 

2.ギムナジウム入学の条件

入学試験などはありませんが、ドイツ語、算数、理科社会の複合科目の成績が平均が2,33以上であることが求められます。(日本と違い5ではなく1が最高です)

入学申し込みには、この成績とどのタイプの学校が相当かが書かれた推薦状(Empfehlung)を提出します。

 

推薦状自体は4年生の4月から5月頃にもらいますが、実際には1月の中間成績で内容はほぼ決まってくるので、4年生の前半、もう少しいうと3年生の後半からの成績には気を付けないといけません。

我が家の子供が通っていた学校では、11月の担任との面談時点で3年生までの成績を参考にギムナジウム、レアルシューレ、ミッテルシューレの推薦がほぼ決まっていました。4年生はテストだらけなので、11月の面談で例えばレアルシューレだったとしてもその後のテストで挽回可能なのでは?と思っていたのですが、周囲の子供の結果を聞いている限り挽回できた子はほぼいなかった様子です。

 

3.入学条件に満たなかった場合の救済措置

州によっては、仮に成績が足りなかったとしても本人や親の意向でギムナジウムに進学、その後1、2年ほど様子見という制度もある中、バイエルン州はその辺りスパっと切られます。ただ、3日に渡るProbeunterricht(お試し授業)という名のテストを受けてそれに合格すれば入学が認められます。このテストは各ギムナジウムで行われるので、必要な方は進学希望先の学校に問い合わせてみてください。

Probeunterricht münchen で検索すると、過去問題が載っているサイトがヒットします。どんなテストなのか内容が大体分かると思います。

 

4.入ってしまえばもう安心?

ギムナジウム入学には日本の難関校のような難問が解ける必要はありませんが、授業の進度は早く自力でついていけない子は落第や退学など容赦なくふるい落とされていきます。進学塾などもないので、自力でできる子だけが残ればいい、無理して皆が皆大学に行く必要はないというスタンスは合理的といえば合理的。

卒業時の人数は入学時の人数から3分の1から4分の1減っているのが普通といわれているのもうなずけます。

 

5.2024/2025の入学申し込み日は?

今年度の申込日は5月6日。(私立の学校は独自の日程があります)

Probeunterrichtは5月14日から16日です。

例え成績が足りていても、申し込みの多い人気ギムナジウムは人数の関係で入れないこともあります。公立の場合は、学校の近くに住んでいる生徒が優先されます。枠に漏れた場合に備えて、入学申し込み用紙には第二第三希望の学校名の記入が必須です。

 

9月からの新生活に向けて希望の進学先に無事入学できるといいですね。

 

ミュンヘンの桜情報 おすすめスポット

ついこの間年が明けたと思ったら、光の速さでファッシングが過ぎ

早くもイースター休暇に突入です。

もうすぐ3月も終わり(=一年の4分の1が終わる)かと思うと恐ろしいです。

さて、季節外れになる前にミュンヘンの桜情報を書いておきたいと思います。

春は桜。桜は春。この感覚は何年外国に住んでいても変わらないです。

ミュンヘン市内にも桜の名所がいくつかあるのでご紹介します。

 

 

 

1 オリンピアパーク

ミュンヘンの桜の名所としては定番中の定番オリンピアパーク。

日本人のお花見先人気としてもナンバー1です。

我が家も子供が1年生になった時はここでランドセルを背負って記念撮影したものです。

 

この桜は姉妹都市の札幌から52年前に贈られたものです。

ミュンヘンと札幌は同じ年(1972年)に夏季と冬季のオリンピックを開催したことをきっかけに姉妹都市になった経緯があります。

電車で行く場合は、U3のOlympiazentrumで下車、駅を出たら陸橋を渡ってSea Life Munichの案内に沿って歩いて行くと丘の中腹に桜が沢山咲いている所を見つけられます。

 

2 ヴェストパークの日本庭園

日本庭園、中国庭園、謎のアジア寺院風の建物があるアジアな一角に少し桜があります。オリンピアパークに比べて桜の数も少なく、手が届きにくい所に木があるから映えないのか知名度低め。桜の下でレジャーシートを敷いてお花見という雰囲気ではありませんが、混んでいないのでのんびり桜を眺められます。

 

3 欧州特許局

街の中心部からほど近いこちらも実は穴場。

この写真だとどこかの丘陵地にあるように見えますが、緑地部分かなり狭めな上に大通りに面しているので、この下でレジャーシートを広げる勇気はちょっと出ないです。

オリンピアパークより咲き始めが少し早い気がします。こちらを眺めてからイザール川沿いを散歩したりドイツ博物館に行くのも良さそうです。

バス132 Corneliusbruecke の目の前です。

 

4 ゲオルゲン通りGeorgenstr.

ユーゲントスティール(アールヌーヴォー様式)の建物と桜が一緒に見れる場所としてこちらはまあまあ有名です。同じ通りに日本語が通じる歯医者さんがあるので馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

 

5 ベートーベン広場

バス停Beethovenplatzのすぐ隣にある桜並木。

一列に並んでいるので満開の時期はとても綺麗です。

こちらも比較的街の中心部にあるので見に行きやすいのではないかと思います。

 

今年は桜の開花が早かったようで殆どの場所ですでに葉桜になってしまっているようですが、来年以降のお花見の参考になれば幸いです。

はじめまして

初めまして。家族でドイツのミュンヘンに住んでいるGrayと申します。

こちらでの生活も早十数年、良くも悪くも色んなことに慣れてしまい、心が動かなくなってしまった今日この頃ですが、日本人の友人・知人と話していると意外と自分の体験談が誰かの役に立つことがあるのだなと感じます。(もちろん逆も然りで私もいろんな情報をもらっています)

そこで、 自分の知っていることやこちらでの暮らしの体験談をブログに書いていってみることにしました。誰かのお役に立てばいいなと思います。