Gray's Diary in Munich

趣味のカフェ巡り、子供の教育関係などドイツでの日々について

アレルギー?子供の肌荒れが改善した時の話

もう10年近く前のことになりますが、我が子は幼かった頃それはそれは肌が弱かったです。今でも体調が悪いと肌が乾燥して頬が赤くなったりもしますが、当時の肌荒れはそんなかわいいものではなく、全身かさぶたで覆われているのではないかというぐらいのカサカサぶりでした。

 

子供の肌がガサガサに荒れているのを見ると親として心が痛みます。

肌荒れの原因は食べ物かもしれないし直接肌に触れるものかもしれません。

うちは食品アレルギー持ちの上にアトピーがありました。

乳児のころから小児科の指導で保湿クリーム類などいろいろ試しましたが、なかなか効果が出ず、結局うちの子供の肌に一番効果があったのが洗剤類を変えるでした。

どんな物に変えたのかその過程を含めてご紹介します。

 

 

 

保湿クリームで一向に効果の出ない肌荒れ。栄養士の指導を受けるように言われる

わが子の肌荒れは生後3週間頃から顕著になっていきました。

当時の写真をみると顔は肌荒れで真っ赤、写真では分からないけれど手足や体はまるで全身かさぶたで覆われているのかというぐらい乾いてガサガサでした。定期健診の度に数々の保湿クリームを処方され試してみるも殆ど状態は変わらず、原因不明なままもう少し大きくなって肌が厚くなってきたら改善してくるからと言われていました。

 

転機は2歳前に受けたアレルギーの血液検査。ほぼ全ての項目にポジティブ反応が出たのを機に、小児科医に紹介された栄養士の食事管理を受けることになりました。

 

栄養士による食事監督

アレルギーと言っても、今まで明らかに反応したことがあるのは卵とナッツ類のみ。他の物はとりたてて何か症状が出たわけではないものの、何が肌に影響を与えているか分からないということで、2か月間、小麦・乳製品・卵・大豆・ナッツ全て除去した食事を行うことになりました。

毎日食事内容とその時の肌の状態を記録していき、週に一度栄養士に確認してもらいました。原因と思われる食品は除去していましたが、それでも新たな湿疹がでることもありました。その度にその日に食べたものからまたこの食材を除去と、回を追うごとにさらに除去対象が広がっていき、最終的にはお米しか食べられる物がなくなりしんどかったです。

また、除去する種類が多いこともさることながら、ドイツで小麦と乳製品が食べられないということは、家から一歩外にでるとお腹が空いても買って食べられるものがほぼないということになります。常におにぎりを持ち歩いて(しかも塩むすびのみ)いました。日本のファミレスで気軽に注文できるアレルギー対応お子様ランチの存在がどれほどまぶしかったか!

 

原因は食ではない? あるマークのついた洗剤類を使うことを勧められる

そんな状態が2か月ほど過ぎた頃、これだけいろいろ試して改善しないということは、原因は別にあるのでは?ということで、洗濯洗剤やボディシャンプーなどをあるマークのついたものに変えてみることになりました。それがこちらです。

 

 

このdAAbというのは、Deutsche Allergie- und Asthmabund の略で、アレルギーと喘息を研究する団体です。こちらの団体のテストに通った商品にdAAbのマークが付けられるのですが、ありがたいことにドラッグストアdmやRossmann  のプライベートブランドから各種商品が出ているので、安価な上に安心して使えるものが身近で手に入ります。

 

肌荒れ解消とその後

daabの印がついた洗剤やシャンプー類に変えてから数日で子供の肌が劇的に改善しました。それまでも赤ちゃん用や自然派の洗剤を使っていましたが、まさかここまで変化が出るとは思っていなかったので、もっと早くに気づいてあげていられればと思いました。

食物アレルギーに関しては今も残ってはいますが、肌荒れはその後もずっと治まっているので、我が家はこれからもこのdAAb印のものを使用していく予定です。

肌の弱い方、乳幼児向けに刺激の少ない商品を探していらっしゃる方はぜひ一度お試しください。少しでも改善されますように!